ぬいぐるみの病院「杜の都なつみクリニック」に大事なぬいぐるみを預けた話

何度か引越しをしましたが、新しい部屋でまず考えるのは、

さてぬいぐるみたちはどこに座らせようか

ということです。

 

犬や猫を飼っている人が、彼らを家族と呼ぶように、

ぬいぐるみはもはや私にとって家族の一員です。

 

大切なぬいぐるみたち

私には、幼児のころから一日中連れまわしていたクマのぬいぐるみがいます。

 

彼がいたことも手伝ってか、手放せないぬいぐるみがひとつふたつと増え、

大人になった今でも、一抱えほどのぬいぐるみを引越しのたびに同行させます。

 

さすがに経年劣化が目立ってきた

しかし、一番のお気に入りは、

私が3歳のころに父親がUFOキャッチャーで獲ってきたものでした。

 

2020年時点ですでに20歳以上と推測され、

さすがにあちこちにくったりと年季が入っていました。

 

哀愁のただよう背中

 

リフレッシュ後の姿と比べてみると、

手足の付け根の綿がすっかり痩せてしまっていました。

 

杜の都なつみクリニックに問い合わせしてみた

できれば自分の棺に入れてほしいとまで思っているぬいぐるみ。

一度メンテナンスしてあげるのがいいと思い始めました。

 

そこで、噂に聞いていた「ぬいぐるみの病院」こと、

「杜の都 なつみクリニック」に入院させてみることを決めました。

 

 

ぬいぐるみを大切に扱ってくれる安心感

「杜の都 なつみクリニック」は、

ぬいぐるみ愛好家の間ではひそかに有名な「ぬいぐるみの病院」です。

 

こちらのクリニックは、

ただのぬいぐるみの修理工場ではないところが魅力。

 

メンテナンス経過を写真付きで見せてくれる「病棟ページ」があるなど、

ぬいぐるみに命が宿っているように、とても大切に取り扱ってくれます。

 

 

他にもっと安価な修理工場はありますが、

その間どのように扱われるかは、良くも悪くも見ることができません。

 

自分にとっては家族でも、他人にとってはただのオモチャ。

モノ扱いされて乱雑にされるのではないかと不安でした。

 

その点、なつみクリニックであれば、

自分と同じくらいぬいぐるみを大切に扱ってくれると確信でき、安心して預けることができました。

 

入院は約半年待ち!

私が初めてなつみクリニックに問い合わせたのは、2019年7月。

 

公式サイトの予約フォームに、必要事項を入力して送信すると、

翌日には日程調整の返信が来ました。

 

その時点で入院は2020年1月中旬ごろと、半年待ちの案内でした!

 

現在(2022年2月)も、2022年7月ごろの入院予定になっています。

 

美容外科もびっくりの超人気クリニックですね。

 

杜の都なつみクリニックにぬいぐるみを入院させてみた

というわけで、待つこと数か月。

入院日の1週間ほど前になると、クリニックから来院案内がきました。

 

いよいよ、彼にとって初のひとりでお出かけが迫っていました。

 

お見送りに行ってきた

杜の都なつみクリニックへの入退院は、通常は宅配便で行われます。

往復の交通費、もとい送料はいずれも持ち主の負担です。

 

私の場合は、当時東京に住んでいたので、

クリニック(銀座線の稲荷町駅が最寄り)まで直接持ち込むことにしました。

 

 

びっくりするくらい小さな雑居ビルの中にあるのですが、

公式サイトに詳しい道順があったので、迷わずに行くことができました。

 

コロナ禍が始まっていたので、たくさんはお話しませんでしたが、

優しそうな先生にぬいぐるみを預けて、クリニックを後にしました。

 

ぬいぐるみのお見送り・お迎えといった来院は、1回につき550円かかります。

(治療費とまとめて支払いになります)

 

こんなに近いのに、あえて狭くて暗い段ボールに詰めたくない!

と思ったので、個人的には直接行って良かったです。

 

杜の都なつみクリニック入院後の流れ

入院するとすぐに、私のぬいぐるみの個室ができました。

 

 

なつみクリニックでは、こんな感じで、

各ぬいぐるみの個人ページを作ってもらえます。

 

病室の写真が見られるので安心

このページで、入院直後から退院直前まで、

治療や入院生活の様子を見ることができます。

 

他に入院中のぬいぐるみたちとおしゃべりしているような楽しげな写真もあり、

近くにいないさみしさがまぎれました。

 

さらに、彼の世界が広がっているような、なんだかうれしい気持ちもあり、

子どもの幼稚園の写真を見る親御さんはこんな気持ちなのかななどと思いました。

 

見積もり承認後に治療開始

さて、個人ページができると、まずは身体測定です。

 

ちょこんと体重を測られている写真がなんともかわいい。

 

身体測定と診察が済むと、

診察結果(という名のお見積り)が知らされます。

 

お洗濯や中綿の交換といった、

基本的なメンテナンスのメニューは基本料金に含まれています。

 

 

その他、必要なオプションが追加された見積りが提示されますが、

予算がある場合は、予算内で治療を取捨選択して施してくれます。

 

私の場合は、送迎のための来院オプションと、

後述する「こころハート」オプション込みで、約19,000円でした。

 

今日まで20年間一緒に過ごしてきたのだから、

日割り30円以下で元気になるなら安いとすら思いました。

 

見積もり承認後、

指定の銀行口座に治療費を振り込んでから治療が開始されます。

 

オススメのオプション「こころハート」

必須ではないのですが、

ぬいぐるみ愛好家の方におすすめしたいオプションが「こころハート」です。

 

通常、なつみクリニックの治療では、中綿を新しいものに交換して、

ふわっふわの若々しいカラダに仕上げてくれます。

 

しかし、

中綿の一部をクリーニングしてぬいぐるみの中に残してくれる

というのがこのオプションです。

 

クリーニングしたオリジナルの中綿は、ハートのガーゼにくるみ、

新しい中綿とは独立してぬいぐるみの体内に戻してくれます。

 

看護師ねずみちゃんが持ってくれています

 

戻ってきたぬいぐるみをさわってみましたが、

どこに入っているのか分からず、まったく違和感はありません。

 

中綿を入れ替え、ほつれた糸をつくろい、

預ける前からするとだいぶシャッキリして帰ってくるぬいぐるみ。

 

もちろんそれ自体は喜ばしいのですが、

やはり見慣れた姿とは変わる部分もあり、さみしくもあります。

 

そんな中、持ち主にしか分からない形で、

出会ったときからの要素を残してくれるというのは、

クリニックのぬいぐるみに対する愛情を感じます。

 

プラス1650円のオプションですが、十分にその価値があると思いました。

 

杜の都なつみクリニックでぬいぐるみを入院させた感想

さて、入院してから約1か月後。

 

治療が完了して退院できるという連絡が来たので、

ふたたび稲荷町駅まで迎えに行きました。

 

ふっくらつやつやとリフレッシュしたぬいぐるみと再会し、

ちょっと感動してしまいました。

 

うわああ~~~!! よかったね~~~~!!

と、興奮したままに持ち帰ってきたのですが、

ほんの少し後悔した部分もあるため、書き残しておきます。

 

少し後悔しているポイント

唯一後悔しているのは、

事前に治療後の姿について確認しておけばよかったということです。

 

思い描いている治療後の姿がある場合は、

実現可能かどうかに関わらず、事前にスタッフさんに伝えた方がいいです。

 

私は、買った当時のようにダークブラウンになって、

綿が入ってパリッとした姿で帰ってくるんだろうな~

と、漠然と考えていました。

 

しかしいざ帰ってきてみると、

 

色はあせたままで(抜けてしまった色は戻らないため)、

思っていたよりだいぶ丸顔になっていました(笑)

 

色に関しては、得に気になっていた部分でもあったので、

治療前に相談できていればカラーリングのようなことができたのかな?

と思いました。

 

聞いてみればよかったです。

 

次に、顔つきに関しては、

受取の前に相談すれば、オプション扱いで調整することも可能なようです。

 

ただ、人も年とともに顔は変わっていくし、

これからも長く一緒にいる中で慣れるだろうと思ったので、大きな後悔にはなりませんでした。

 

結論としては連れていってよかった!

とはいえ、結果的には、

なつみクリニックに連れていって本当に良かったです。

 

他のぬいぐるみでは、

枕元に置いていたときベッドにふとん乾燥機をかけたら、

中綿の湿気が取れて急にふっくらしたなんてこともありました。

 

しかし、今回入院させたぬいぐるみに関しては、

経年劣化などにより、中綿がガチガチに固まってしまっていました。

 

 

私自身、繕いものの知識がないですし、

そもそもすごく不器用なので、とても自力では直せなかったと思います。

 

また、この他にも、

ぬいぐるみが傷まないようにする処理などをしてくれていました。

 

これからもずっと一緒にいたいので、

一度プロの手で治療してもらえたのはとてもよかったなと思います。

 

大事なぬいぐるみがある方、

ぜひ「杜の都なつみクリニック」を検討してみてください。