接触確認アプリ「COCOA」からPCR検査を受けた話

2021年5月2日

2020年の夏、接触確認アプリ「COCOA」から「接触可能性あり」の通知が来て、PCR検査を受けたときの話です。

結果は陰性でしたが、アプリの誤作動があったので、備忘録として書いておきます。

 

アプリから通知が来た場合の公的PCR検査は無料で、立替支払も発生しないので絶対入れておいた方がいいです。

 

COVID-19にさらされた可能性があります

当時、まだ変異株が出る前で、友人たちとの間では「もはや運だよね」という雰囲気になりつつありました。

 

マスクこそしているし消毒もするけど、強制出社で通勤電車には乗っているし、会社近くでランチを食べればガンガン喋っている客もいる。

 

万が一、お互い移しても恨みっこなしだね、と。

そんな中、スマホに入れていたCOCOAからプッシュ通知が来ました。

 

「COVID-19にさらされた可能性があります」

 

こわい言い方やめてよ!

 

ところが、通知をタップしたものの、アプリ内ではいつもの「接触は確認されませんでした」が表示されています。

 

 

アプリの誤作動? 確認の手順

色々検索してみたところ、アプリには誤作動があることがわかりました。

 

以下が、本当に接触があったか確認するための手順です。

(あくまでも、自分が感染者と接触したのか? という確認になります)

 

トップ>設定>プライバシー

 

プライバシーを使っているアプリがたくさん出てくるので、ヘルスケアを選択

 

COVID-19接触のログ記録

 

※これ多分、COCOA入れるなどしてこの記録自体をオンにしていないと出ないと思うので、やっぱりアプリ入れておいた方がいい気がします。

 

接触チェックの記録

 

ダーッと、接触をチェックした直近のログが出てきます。

面倒くさいのですが、一個一個タップしていきます。

 

「一致したキーの数」が0であれば、「感染者との接触が0(ない)」という意味です。

ぜんぶ調べても「0」だった場合はアプリの誤作動とのことです。

 

逆に、「一致したキーの数」が「1」以上のログがあった場合、少なくとも「陽性者との接触があった」ことになります。

 

ちなみに「タイムスタンプ」はあくまでも端末でチェックした日付なので、接触があった日ではないので注意です

 

保健所に問い合わせた

厚労省のFAQにもアプリの誤作動については回答があり、それによると、アプリから問い合わせてくれとなっています。

 

 

厚労省のFAQページはこちら

 

アプリの問い合わせ窓口から返事が来るのにそもそも2~3日かかるのでそわそわします。

 

ちなみに20年夏時点では回答は以下のような感じでした。今は状況も違うから変わってるかも。

 

・ 不具合については調査中

・ 体調に変化がなくて身近に陽性者がいなければ、そのまま生活していいよ

・ 接触チェックの記録のタイムスタンプは陽性者との接触があった日時ではない

・ 気になるようだったら保健所に連絡してください

 

私の場合は、問い合わせのメールを送ってしまってから、とはいえ同じ状況の人が多いだろうなと思い直して、地域を管轄する保健所に電話しました。

 

保健所の電話が繋がらねえ! という話もよく聞いていましたが、私の地域ではあっさり繋がりました。(午前10時くらい)

 

説明すると、やはり誤作動はよくあるようであっさり話が通じました。

 

上記の返信メールにもあったチェック項目についていくつか問答し、

体調は悪くないが、心配なので一応PCR検査を受けたいと正直に話しました。

 

「検査を受けてもらうか判断して折り返します」と言われて一旦通話終了。

体調も悪くないし断られるのかなあ。などと思っていると、1時間後くらいに折り返しが来ました。

 

「差し支えなければPCR検査受けていただくのですけど、明日のX時ご都合いかがですか?」

 

超あっさり。しかも翌日。

 

アプリ通知の時点で会社に連絡して、在宅勤務に切り替えていたのですが、その時間は運悪くWEB会議の予定があったので、翌々日にしてもらいました。

 

ちなみにどこで受けるんですか? と質問したのですが「個人情報保護の観点から、受診が決まった人にしか教えられない」と申し訳なさそうに言われました。なるほど。

 

PCR検査の際に受けた注意事項

20年夏時点、PCR検査を受けに行くにあたり、伝えられた注意事項は以下です。

 

・ 検査所までは公共交通機関を使わずに来ること

※ タクシーは窓を開ければ利用可能。(交通費は出ません)

 

・ 唾液検査なので、検査の30分前からうがい・飲食を避けること

夏だったので、移動中の熱中症に気を付けるように・1時間くらい前に多めの水分を摂ると良いとアドバイスされました

 

・ 密を避けるため、決められた検査時間の前には来ないこと

 

・ 検査後は結果が分かるまで自宅待機すること

結果が出るまで丸2日~3日かかるとのこと→実際には翌日出ました

 

・ 万が一陽性だった場合は、行動履歴の調査に協力すること

 

すべて了承して、アプリの通知から数えると4日目に検査を受けました。

 

PCR検査の流れと結果通知

検査所は、目立たないようにということでしょうが、

とある公的機関の駐車場のすごく奥まった場所に、案内する貼り紙等も特になく設置されていました。

 

オープンエアだったのが非常に安心感がありました。

(Twitterで野戦病院みたいと言われていたのはこれかと思った)

 

受付にいる完全防備のスタッフさんに名前を伝えると、名簿と照らし合わせて案内されます。

ブースは3mおきくらいで、向かい合せにならないようになっていました。

 

私が行ったのは平日の昼間でしたが、同じタイミングで検査していたのは3名ほど。

 

フィルムケースみたいな容器に、既定の量まで唾液を溜めるように説明を受けます。

 

目の前のポスターに、唾液の上手な出し方が書いてあって笑ってしまいました。

フタを閉めて、手を挙げると、すぐに椅子を消毒しにきてくれます。

 

簡単に、以後の過ごし方について説明を受けて終了です。

 

ここまで受付から5分以下。スピード検査でした。

 

最長で3日ほどかかると言われていた検査結果ですが、翌日の夕方に電話がかかってきました。

 

「陰性でした」と極めて簡潔に伝えられます。

陰性証明書みたいなものはもちろんメールでの通知もありませんが、個人的には、会社から何か提出せよと言われているわけでもなかったので十分でした。

 

ワクチンも秋ごろまでには全員1回目が接種できると言われていますが、まだまだ気を付けるに越したことはないと思いますので、みなさま、ご安全に。