三井住友銀行の口座をOliveに切替えたら暗証番号が分からなくなった話

SNS上でかなり話題になった、三井住友銀行の「Olive」

最大18%還元!というとんでもないコピーが印象深い方も多いのではないでしょうか。

 

 

私も気になりつつ、楽天経済圏を使うことが多いので放置していました。

しかし今回、家庭貯金を本格的に始めようということになり、せっかくなら還元率が高い方がよいと思いようやく重い腰を上げました。

 

家庭資金の管理をOliveで行うことにした理由

私たち夫婦のプライベートな金銭管理は、

私が銀行口座とクレカと証券口座を楽天経済圏でまとめていて、夫は特にポイントなどを貯めていません。

 

これまでは、夫のサブ口座とサブクレカを使って家庭資金を管理していたので、

三井住友銀行のクレジットカードを三菱UFJ銀行から引き落とすというハチャメチャ運用をしていました。

 

そろそろひとまとめにして効率よくポイントを貯めたいなと思って、話題になっていたOliveを調べてみたのでした。

 

シンプルな条件でポイント還元率が2%超え

Oliveにした理由のひとつは、なんといってもポイント還元率です。

ベースのポイント還元率は0.5%とけして高くない(たとえば楽天なら1%)のですが、あれやこれやと理由をつけてポイント還元率が上がるVポイントアッププログラム

 

 

しかも、ゴールドカードを1年間で100万円使えば毎年ポイントが10,000ポイント付与されるという特典があります。

ちょっと時間はかかるけど、実質プラス1%還元ですよね。

 

ゴールドカードといえば年会費が不安なところですが、Oliveゴールドの場合は年間100万円使うと年会費も無料になります。

我が家は家賃がクレジットカードで支払えるので、年間100万円を超えることはほぼ確定。ゴールド一択でした。

 

これだけで何もしなくても1.5%還元のカードが出来上がりました。

そこに加えて、上の図のように、特定のお店やその他の条件でもりもりポイント還元率が上がります。

 

我が家は結構コンビニでお買い物をします。

疲れた日の夜ご飯、ちょっとしたスイーツなど、かなり使います。

 

セブンイレブンなどはプラスで6.5%還元になるので、割高になりがちなコンビニでの買い物の足しになればと思いました。

 

既存の三井住友銀行口座をOliveに切替えた

というわけでOliveを始めてみることにしたわけですが、

Oliveの恩恵を受けるには、三井住友銀行の口座・クレジットカードが必要になります。

 

というより、

「三井住友銀行のOlive口座のキャッシュカードがクレジットカードかつデビットカードになる」というイメージが正しいかもしれません。

 

Olive口座が目的で三井住友銀行の口座を新たに作る場合は、すべて一通りの手続きになるためそれほど気にならないと思います。

新規でOlive口座を作らないと受けられないキャンペーン特典もあるので、よく調べてみると良いと思います。

 

ただ、私はかなり前に三井住友銀行の口座を作っていたので、今回は既存の三井住友銀行の口座をOliveに切り替えることにしました。

 

名義変更とOlive切替えは同時にはできない

口座をOliveに切り替えると、前述のように多機能のキャッシュカードが発行されます。

 

そのため、新しいカードが届き次第、元のキャッシュカードは破棄することになります。

(機能的にはOliveのキャッシュカードを使うまでは使えるそうです)

 

当然ながらOlive切替え時に本人確認があるため、私は苗字の名義変更から始めなければいけませんでした。

 

名義変更とOlive口座切替えは同時にできないので、

「新姓の一般口座キャッシュカード」という一瞬も使われなかったカードが手元に届いてしまい、申し訳なかったです……。

 

OliveカードでATMが使えなくてパニック

で、タイトルの問題が起きたのはこの後でした。

 

先に断っておくと、私が100%悪かったのですが、

Olive口座のカードが届いた後、コンビニのATMで暗証番号を入れたら暗証番号間違いのエラーになってパニックになりました。

 

Olive開設時に決めた4桁の番号を入れていた

このときATMに入れていたのは、Olive開設時に決めた4桁の暗証番号でした。

 

Olive切り替えの一連の手続きの中で、何やら番号を決めるフェーズがありました。

 

このとき私は、今後キャッシュカード・クレカ・デビットカードが同じカードにまとまるということで、そのすべてを統べる番号を新たに設定していると思い込んでおり、

さらに、家庭用に使うつもりで、いつも使っているものとは違う暗証番号を設定していたのです。

 

というわけで、おにゅーのカードでATM出金をしようと暗証番号を入れた結果、

 

1回目、「暗証番号が異なります」。あれ? 間違えた…?

2回目、もし入力で間違うとしたらこっちかな?と、並びを変えて再入力。やっぱりエラー。

 

金融系の暗証番号は、不正防止のため、何回間違えたらロックがかかるか明かされていないことが多いです。

ただ、おおむね3回と言われていることもあり、2アウトまで来ると焦りますね。

 

新しい番号を使っている自覚はあったので、もう何を入れたらよいかわからず、一旦入力を諦めました。

※ちなみに間違えた回数は時間を置いてもリセットされません。

 

暗証番号を間違え続けるとどうなる?

しばらくしてから、口座自体はあくまでも切替えで私が個人で作っていたものを引き継いでいるのだから、ATMの暗証番号も前のままなのでは?と思い当たりました。

 

ただ、推定あと1回のチャンスでそれを試すのはリスキーです。

 

というのも、

もしもこのまま口座にロックがかかると、平日の昼間しか開いていない銀行の窓口に行かなければいけないんです。

 

しかも、暗証番号の照会なら銀行へ行って本人確認のみで済みますが、

暗証番号の変更になると、Olive口座の場合はキャッシュカードの再発行になるため、20日ほど待たなければいけません。

 

幸い、まだロックはかかっていません。

確実性をとるなら、平日に有休を取って、銀行の支店がある街中まで出るしかないのか……と頭を抱えていました。

 

Oliveのキャッシュカード暗証番号は切替前と共通

というわけで折衷案(?)として、コールセンターに泣きつきました。

 

当然、電話口では本人であろうと暗証番号そのものを教えてもらうことはできません。

今回聞きたかったのは2つでした。

 

①Olive口座に切り替えた場合、暗証番号は元の口座と共通か?

②Olive口座に切り替えるときに設定した4桁の番号は何だったのか?

 

回答としては、以下の内容でした。

 

①Olive口座に切り替えた場合、暗証番号は元の口座と共通か?

→共通である。

 

②Olive口座に切り替えるときに設定した4桁の番号は何だったのか?

→4桁のものは、フレキシブルペイ利用時の暗証番号(クレジットカードの決済時等に使用する番号)

 

なんと、キャッシュカードとクレジットカードのカードは同じでも、それぞれの暗証番号は異なっていたのでした。

私は、一生懸命クレジットカードの暗証番号を打ち込んでいたことになります。

 

Oliveのキャッシュカードがロックされたらクレジットカードはどうなる?

元の口座と暗証番号が同じであれば、心当たりのある暗証番号がありました。

最後のチャンスだとしても賭けても大丈夫そう。

 

ただ、万が一のことを考えて、こちらも聞いてみました。

 

③万が一、キャッシュカードがロックされた場合、カードの再発行までの間フレキシブルペイは利用できるのか?

→フレキシブルペイの利用は可能。

 

よかった!

万が一押し間違えたりしても、なんとかなりそうです。(なんとかなってない)

 

今回の教訓としては「新しくカードや口座を作るときテキトーに暗証番号を設定しない」に尽きます。

皆さまもぜひお気を付けてください。

 

(ちなみに無事、元の口座と同じ暗証番号でATMから出金できました。)