メルカリで手渡し取引は危険? 流れやメリットと注意点

2021年5月24日

断捨離に便利なフリマアプリやオークションサイト。

 

しかし、サイズが大きくて低単価の品物の場合、

送料を差し引くと赤字になりがちなのが悩みどころですよね。

 

粗大ごみに出すのは大変だし、不用品回収業者のクチコミは最悪。

 

欲しい人が取りに来てくれたらWIN-WINなのに!

 

メルカリで、直接相手と会って取引をする、

いわゆる「手渡し取引」をした経験を記します。

 

目次

そもそも「手渡し」ってなに?

メルカリにおいて、もっとも一般的なのは、

「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」などの匿名配送です。

 

 

一方で、売主と購入者が直接会って商品を受け渡すこと(上図④⑤で配送業者を使わない)は、「手渡し」と呼ばれています。

 

メルカリの「手渡し」と「直接取引」は何が違う?

手渡し=売主と購入者が直接会って商品を受け渡すこと

というのは分かりました。

 

しかし、メルカリで「手渡し」で検索をしていると、

「直接取引」という言葉を目にすることもあると思います。

 

何が違うのでしょうか?

 

メルカリのルールブックでは、

直接取引=メルカリのシステムを用いずに商品を取引すること

とされています。

 

つまりメルカリ上の直接取引とは、

メルカリをマッチングのためだけに利用して、

金銭のやり取りをメルカリ外で行う行為のことですね。

 

メルカリで「直接取引」は禁止されている

メルカリでは直接取引は禁止されています。

 

そもそも、

システムの外で行われた行為に関してはメルカリの責任外です。

 

詐欺に遭ったとしても、救済の手は及びません。

手数料をケチって直接取引するのはやめましょう。

 

ただし、ユーザーの間では、

「直接取引」が「手渡し」と同様の意味で使われている例もあります。

 

あれ? と思ったら、コメントで認識を確認するのがオススメです。

 

メルカリで「直接会って手渡し」は禁止されていない

ルールブックの「禁止されている行為」を見てみました。

 

 

「手渡しを強要すること」は禁止されていますが、

「手渡し」そのものが禁止されている文言はありません。

 

商品を直接手渡しすることは禁止? 問い合わせしてみた

禁止されていないとはいえ、

容認している文言も見当たらないため、問い合わせをしてみました。

 

 

Left Caption

商品を直接手渡しすることは禁止しておりません。

商品の受け渡しを手渡しで行う場合は、トラブルや行き違いが起きないよう、取引相手とよく相談のうえご対応ください。

メルカリで直接会って手渡しをすることは禁止されていませんでした。
グレーゾーンというわけでもなかったことで、
ひとまずアカウント停止などの危険はなさそうです。

メルカリで直接会って手渡ししたい場合の出品方法

手渡し取引の目的はズバリ「送料の節約」

 

本記事を読んでいる皆さんも、とにかく安く取引したい願いのもと、

匿名配送というメリットを捨てているはずです。

 

しかし、

「手渡し取引」はユーザーにほとんど浸透していません。

 

というわけで、出品者としても、

「これは手渡し取引です!」と、購入者に分かりやすく知らせる義務があります。

 

以下に注意しつつ、出品していきましょう。

 

① 送料の負担は「着払い」を選択する

フリマアプリでは、

ほとんどのユーザーは「送料込み」で検索をしています。

 

「匿名配送」が元払いであることも理由のひとつでしょう。

 

ユーザーの目に留まる回数が減るのは残念ですが、

 

「送料込み」=購入者はあとは待つだけとしながら、

「手渡し」=購入者に負担のある配送方法では矛盾が生じます。

 

誤解されても文句は言えません。

 

さらに、うっかり送料を考慮せずに「送料込み」を選択してしまうと、

 

完全に赤字の取引

または

取引キャンセル(メルカリからすごく怒られる)

 

という地獄の二択になるので、ご注意ください。

 

特にメルカリでは、前回の出品時の設定が反映されているので、

よく確認してから「出品」ボタンを押しましょう。

 

② 商品説明欄に分かりやすく「手渡し」と記載する

さらに、きちんと「手渡し」であることを明記しておかないと、

ただの着払いとして検索されてしまいます。

 

手渡しを想定して出品する場合、

梱包資材の料金や手間を考慮せず価格設定をしていると思います。

 

「あ、手渡しだったのか~。送料払うので配送してください」

と言われないよう、脇は固めておきましょう。

 

(言われるときは言われますが)

 

③ 発送方法は「未定」が無難

メルカリで選択できる発送方法に「直接会って手渡し」はありません。

 

「着払い」「手渡し」と明記していても、

ヤマトやゆうパックなど、具体的な配送方法が表記されていると、

「頼めば発送もしてくれるのかな?」と混乱を招きます。

 

メルカリで手渡し取引をしたい場合は、

配送方法「未定」としておくのが、無難かつ一般的な方法です。

 

④ 商品説明欄に大まかな引き渡し場所を記載する

直接会って品物を手渡しする場合は、

出品者の自宅付近で引き渡しを行うことが多いと思います。

 

購入者の立場になれば、

自分が取りに行ける範囲かどうかわざわざ聞くのは面倒ですし、

そのために自分の行動範囲を先手で晒すのもイヤではないでしょうか。

 

というわけで、私の場合は、

「東京都●●区の自宅まで取りに来てください」と記載しました。

 

大きな物を引き取りに来る人はたいてい車で来てくれるので、

区内であれば誤差かなという感覚です。

 

次のページでは、住所はどこまでならオープンスペースで明かせるか?

取引の円滑さとプライバシーを天秤にかけながら考えていきます。