菅田将暉でリメイク決定!「CUBE」ネタバレ感想

2021年2月22日

お父さーーーん!

私、ジャンクフードを食べながら暴力映画を見てるよ!

出てきて止めなくていいの~?

 

観てはいけない映画だった「CUBE」

私の父は映画好きで、家にはレンタル落ちのDVDや、金曜ロードショーを録画したビデオテープがたくさんありました。

(時代と家の経済レベルがバレる)

 

私も一緒に色々観ましたが、ショッキングなシーンが多い一部の映画は「大人になるまで観てはいけない」と言われていました。

 

私が一人でトイレに行けなくなって父が面倒だからです。

 

ラブシーンは普通に見ていたので、教育方針どうなってんだと思います。

事後シーンが頻出するせいで、小学生のころは「大人って夜は裸で寝るんだ……」と思っていました。

 

菅田将暉主演で公式リメイクが決定

さて、「CUBE」はそんな「見てはいけない映画」の一つでしたが、

 

世界初の公認リメイクが日本で行われる

主演・菅田将暉

 

ということで、原作をようやく観てみることにしました。

 

ひどい出来だったリメイク版の感想はこちら。

 

 

Amazon Prime videoなら「CUBE」が無料で見れる!

 

「CUBE」あらすじ

警官のクエンティンは、眠りから覚めると、見覚えのない立方体空間の中にいた。

空間には窓も時計もなく、あるのは壁に取り付けられたハッチドアのみ。

 

同じく拉致されたという数名の男女と合流し、脱出を試みるが、ハッチを開けても代わり映えのしない無機質な立方体の部屋が続くばかり。

 

さらに、部屋によっては、レーザーや強酸といった、死に直結するトラップが仕掛けられていることが発覚する。

しかし、食料も水もない状況では遅かれ早かれ死ぬという事実が、彼らを命がけの脱出に追い立てた。

 

手がかりらしき情報を掴みながらも、だんだんと精神的に追い詰められていくメンバーたち。

クエンティンたちは、もういちど太陽を拝むことができるのか?

 

「CUBE」はグロい?

私はスプラッター系痛がるシーンが苦手なので、例のごとく【CUBE グロい】でたくさん調べてから観ました。

 

結論から言うと、グロいシーンもあるけどほぼ大丈夫

結構なビビりの人でも、ビックリするのは4か所かなと思います。

 

不安を煽るアングルや音楽が多いため私はかなり薄目で観ました(笑)

 

ビビリさんのための「何か起きる」タイムスタンプ

以下、ちょっとビックリするシーンをピックアップします。

 

逆に言うと、ここ以外は何か起こると見せかけて何も起きません。

何が起こるかまでは書きませんが、少しでもグロいのはイヤ! という方は参考にどうぞ。

 

① 00:03:00あたり~(20秒間くらい)

② 00:14:55あたり~(1分間くらい)

③ 00:29:22あたり~(25秒間くらい)

④ 01:22:00あたり~(30秒間くらい)

 

「CUBE」は低予算アイデア映画の先駆け

最近は日本でも「カメラを止めるな!」など、低予算でアイデア勝ちという映画が流行ることが増えましたが、本作「CUBE」はその筋の先駆け的な存在です。

場面転換がなくても飽きず、むしろ緊張感が高まる工夫がたくさん仕掛けてあって、ひやひやしっぱなしでした。

 

予算が潤沢であろう菅田将暉主演のリメイク版も、この脚本の妙が踏襲されていることを祈ります。

 

回想シーンがない故の疑心暗鬼

ほぼ全ての画面が、立方体の部屋1セットのみの本作。

 

キャラクター自身の回想や、家族はどうしているか、といった外部のシーンが一切ありません。

 

普段、私たち視聴者は、各キャラクターの行動・心情を覗ける神の視点にいます。

 

しかし本作では、キャラクターのモノローグもなく、さらに揃いのジャンパースーツを着せられているので、

 

彼らが本当に自己申告通りの人間なのかは分かりません。

 

警官だというクエンティンも、制服や手帳は身に着けていないし、極端な話、彼が連続殺人鬼の可能性もあったわけです。

つまり私たち視聴者も、キャラクター同士と同じ条件で、CUBEに入って以降の振る舞いだけで彼らの人間性を判断することになります。

 

「信頼できない語り手」的ミスリード(ネタバレを含みます)

しかし、私自身が、視聴者としていつもと違う視点に置かれていたと気づいたのは、本作の終盤になってからでした。

 

タイミング的には、

クエンティンって「主人公」じゃないんだ!?

というのが明らかになった時ですね。

 

クエンティンというキャラクター

「警官」で「屈強な」「家族思い」の「黒人」というクエンティン。

映画的にいかにも「善い人」そうなキャラクターです。

 

心の中のセオリーがそう言ってる。

 

序盤はクエンティンも市民を守ろうという使命感を見せており、物語も基本的に彼視点で進んでいきます。

それゆえに私たちはどんどん、クエンティンが主人公(=ヒーロー)というある種の錯覚に陥ります。

 

クエンティンが次第に精神的に追い詰められ、極端な言動を取り始めても、いずれ誰かに殴られて正気に戻るんだろうなと思っていました。

 

そういう映画をたくさん見て、パターンを予想していたので、クエンティンが本当に闇落ちしてしまったのには驚きました。

闇落ちというのが適切か、本性を露わにしたというべきか。

 

そもそも別に、善人です! とは言ってないんですよね。

勝手にバイアスかけて信じていただけ。

 

なに心の中のセオリーって。

 

乙一の「SEVEN ROOMS」を思い出す

「CUBE」はとにかく不条理なラストでしたが、ラストシーンはグッと来ました。

 

この不条理さ、個人的には、乙一「ZOO1」に収録されている短編「SEVEN ROOMS」を思い出します。

 


ZOO 1 (集英社文庫)

 

乙一「SEVEN ROOMS」あらすじ

突然連れ去られた姉弟は、目を覚ますと見慣れない部屋にいた。

隣あった同じような部屋には、各部屋1名ずつ女性が収容されていることがわかったが、彼女たちは毎日ひとりずつ殺され、バラバラにされていく。

自分たちの順番が来るのをただ待つしかないという恐怖。

姉弟そして囚われた女性たちは、殺人鬼に一矢報いるため、捨て身の作戦を計画する。

 

「CUBE」とは特に関係ないらしい

「SEVEN ROOMS」が「CUBE」を想起させることについて、もちろん私以外にも言っている人がいたようです。

しかし当の作者自身は全く意図しておらず、面白がっているインタビューがありました。

 

 

ちなみにこの短編集は映画化もされていて、「SEVEN ROOMS」は市川由衣が主演です。

別の作品には若き神木隆之介が出演しています。

 

「CUBE」が菅田将暉主演でリメイク!

さて、原作を見て改めて、これが菅田将暉主演でリメイクか! と楽しみになってきました。

 

 

菅田将暉主演のリメイク「CUBE 一度入ったら、最後」は、21年10月22日公開です。

 

 

共演者に杏・岡田将生・斎藤工と、美のパレード。

主題歌は星野源の書下ろし。予算使いたい放題ですね。

 

あくまで「原案」吉と出るか凶と出るか

ただ、リメイクでありながら、「CUBE」については「原作」ではなく「原案」と表記されています。

キャラクター設定もかなり異なっているので、おそらくコンセプトを拝借した全く別物になるのだろうと思います。

 

先の展開が同じにならないと分かっていたほうが、わくわくして観られるので、個人的にはありがたいです。

 

詳細が明らかになるにつれちょっと不安に

ただちょっと不安なのは、女性キャストがひとりしかいない点。

 

極限の中で生まれる愛!!

そして奪い合い!!

 

みたいな展開はイヤだな~と身構えています。

 

「CUBE 一度入ったら、最後」

この、いかにもなサブタイトルもちょっと嫌な予感がしています。

 

邦画の悪いところが出ないといいな。

 

少しずつ精神を削られていく菅田将暉、観たい!

 

Amazon Prime videoなら「CUBE」原作が無料で見れる!

 

追記:菅田将暉主演「CUBE」リメイクの感想

菅田将暉主演のリメイク版も観てきました。

 

女を取り合ってくれた方がまだマシでした。

 

 

本当に、邦画は、この悪いところをなんとかしてくれないと未来がないよなあ・・・と悲しい気持ちになりました。