1日何km走れますか? おいでよ北海道ためされる大地
北海道に行ったことはありますか?
私は札幌市出身で、上京してからも隙あらば帰省していました。
コロナ禍の今、
観光産業に頼る部分の大きい北海道はかなり苦しい思いをしています。
そこで、
地元民として自信をもっておすすめできるスポットをご紹介します。
ワクチン打ったら、ぜひ北海道に来てください!
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函館とその周辺編はこちら
札幌に「観光地」はない?
本記事を書くにあたり、地元の友達にも聞いて回りましたが、
私たち札幌市民の総意は
「札幌にはこれといった観光地はない」でした。
新興の都市だから城もない。
ただ、ごはんは何でもおいしいですし、北海道各地へのアクセスを考えると、
やはり最初は札幌に入るのが正解だと思います。
いいんです、ALL北海道で勝てば!!(何に?)
というわけで、札幌入りしたついでに楽しめるお手軽スポットをいくつかご紹介します。
札幌:静かな夜景「もいわ山」
長らく、北海道の夜景といえば函館山でした。
左右が海という特徴的な形は、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
しかしこの函館山も、
函館の過疎化とともにかつての輝きを失いつつあります。
(人が減って夜景の光源が消えているという悲しい理由)
私は今の函館山からの夜景も、情緒があって好きですけどね。
ポツポツと光る街明かりから「暮らし」が見える気がします。
というわけで、これからの北海道を代表する夜景は、
200万人都市・札幌の夜景を望むもいわ山です!
札幌市のほぼ中心に位置する、もいわ山。
「波よ聞いてくれ」の読者であれば、聞き覚えがあるのではないでしょうか。
500m強というちょうどいい高さで、山頂からは札幌の街並みを一望できます。
かつてはアイヌの人々も、ここから見張りをしていたそうです。
長崎・北九州と並んで「日本新三大夜景」に選出されています。
札幌の夜景の魅力
東京で夜景を見て思ったのは、
「ずっと遠くまで街なんだな」ということでした。
視界いっぱいに広がるギラギラが、東京という街を象徴しているようでした。
一方札幌は、
町の中心から少し離れると、ぱたりと暗くなります。
そもそも山が近いので全く光がない部分が結構ある。
都会の明かりと自然の暗さが同居している不思議な景色。
その静けさが、寄り添ってくれるようでずっと見ていられます。
特にもいわ山の展望台は屋外で、山ということもあって空気が綺麗です。
空気を吸っているだけでもリフレッシュできますし、
冬の寒い日に行くと、ピンと冴えた空気で光がより爛爛と煌めいて見えます。
昼間や夕焼けもきれい。
札幌中心部から車で約30分。ぜひ行ってみてください。
札幌:時間を忘れるアート空間「モエレ沼公園」
札幌の街中には、ちょこちょこアート作品があります。
そのうちのひとつが、
世界的な彫刻家イサム・ノグチの作品である BLACK SLIDE MANTRA
大通公園の西8丁目に設置されているメチャクチャ大きな滑り台です。
私も子どものころ滑って遊んでいました。
真っ黒の御影石でできているので、すごく熱くなるんですよね。
子ども心に「暑い日は滑らないようにしよう」と思っていました(笑)
この滑り台には、以下のような願いが込められています。
未来を担う子どもたちが彫刻にじかに触れ、上がったり、滑ったりすることによって彫刻を理解するとともに、人間を、大地を、宇宙を大いに讃歌することを願って制作されたものです。
滑り台を滑っていた頃はもちろん、
そんな思いも、イサム・ノグチのことも知りませんでした。
今こうして調べてみると感動します。
アートは時を超えるって本当ですね。
さて、この滑り台を私たちに与えてくれたイサム・ノグチが、
札幌の郊外にとても大きな作品を遺しています。
公園全体でひとつの彫刻作品
イサム・ノグチが設計と監修を務めた、東区のモエレ沼公園。
元々はごみの埋め立て地だった場所なのですが、
「人間が傷つけた土地をアートで再生する。」という思いのもと、
計画が開始されました。
今では、東京ドーム20個分以上の広大な敷地に、
人工の山や川、噴水や遊具といったアート作品が整然と配置され、
「公園全体がひとつの彫刻作品」とされています。
モエレ沼公園が位置するあたりは、札幌市内でも自然豊かな場所です。
この間クマが出た
春には桜が咲き、夏には青々とした緑が広がり、
秋には紅葉、冬は一面の雪景色と、四季の移り変わりが楽しめます。
周りに高い建物や自然の山がないので、空が広くて、
晴れている日は天国にいるような気持ちになりますよ。
札幌中心部から車で約30分。
売店「パニエ」のソフトクリームは美味しいと評判なので、
こちらもぜひご相伴ください。
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