夏のベトナム旅行記② 洗礼を受けるホーチミン1日目

2020年8月11日

かねてから、物価の安い国で高いホテルに泊まってみたい!

という野望がありました。

 

というわけで、ベトナム・ホーチミンでは、

5つ星ホテルのマジェスティックサイゴンに宿泊しました。

 

クラシックなホテルに泊まれて大満足でした。

 

また、私たちはホーチミンに3日間(2泊)滞在したのですが、

古今東西の入り混じった独特な雰囲気はこれまで見たことのないものでした。

 

とても楽しかったです。

 

7/28 ホーチミン到着

のっけから成田発のベトジェットエアが1時間半遅れました。

 

遅れてもスタッフさんは素知らぬ顔で、

「仕方なくないですか?」というような対応だったのが、

海外エアラインっぽいな~と思いました(笑)

 

ツアーなどの予定を組んでいなくてよかったです。

 

ぼったくりタクシーとの攻防

ホーチミンに着いたのは15時頃。

すでにチェックインができる時間だったので、ホテルへ向かいました。

 

空港から出るやいなや、

ヘイ! タクシーある? うちのタクシーに乗りなよ! と、

めちゃくちゃ客引きに遭います。

 

日本でもそうですが、

声をかけてくるのは大体あやしげな野良タクシーです。

 

事前に、野良タクシーにはぼったくりが多いと情報収集していたため、

緑の車体のMAILINH(マイリン)タクシーを探して歩きました。

 

これを見越して、

「緑のタクシー」を偽装しているパターンもあるそうで油断なりません。

 

 

公式ページに本物の見分け方が書いてあります(笑)

 

タクシーだけでなく、

ベトナムはぼったくりやスリなど軽犯罪が多いと聞いていたので、

以下のサイトを熟読してから行きました。

 

 

0がいっぱい! ベトナムドンの洗礼

なんとか、本物のMAILINHタクシーに乗ることができました。

空港からホーチミン中心部へ向かいます。

 

ベトナムのタクシーは日本よりはるかに安いのですが、

ベトナムドンはお金のケタが大きいので不安になります。

 

レートは日々微妙に変わりますが、2019~21年時点では、

10,000ドン=約50円 でした。

 

「ベトナムドンのゼロを2つ取って、2で割る」

というのがポピュラーな換算方法のようです。

 

ちなみに、正規のタクシー料金であれば、

30分で1,000円は絶対に越えないとのことでした。

 

1,000円というと、つまり200,000ドン。

 

わかっていても、

ぐんぐん膨らんでいくメーターを見ながらドキドキしていました。

 

そして、タクシーの窓すれすれを通り過ぎたり、

急に鼻先に飛び出てくる 原付の群れ。

 

「水曜どうでしょう」で見ましたが、やっぱり間近に見ると大迫力です。

 

無事、ぼったくられることもなくホテルに到着しました。

 

ホテル・マジェスティックサイゴン

ホーチミンの中心地「ドンコイ通り」の中心にそびえたつ、

フランス調の荘厳な建物。

 

ベトナムで初めて5つ星に認定されたホテルが、

こちらのホテル・マジェスティックサイゴンです。

 

 

物価の安い国に行ったら高級ホテルに泊まってみたい!

という夢が叶いました。

 

 

トリップアドバイザーで予約していき、

2泊×2人(ツインベッド)で、27,000円ほどでした。

 

早速トラブル発生

ドアマン含め、スタッフはみんなビシッと正装でカッコよかったです。

 

大階段や立派なグランドピアノに「タイタニックみたい……」

とそわそわしつつ(不穏)、フロントに予約した旨を伝えると、

 

なんと、

予約されていないと言われました(笑)

 

ベトナムでは、ホテルなど接客業の人は基本的に英語を話します。

意思疎通が全くできないということがなくてよかったです。

 

こちらの予約履歴の画面などを見せて、

なんとか追加支払い等もなく部屋に通してもらえました。

 

マジェスティック・サイゴンのお部屋

ドアを開けると、

やわらかい明かりのラグジュアリーなお部屋が広がっていました。

 

 

すごい!映画に出てくるお部屋みたい!と大興奮。

 

ウェルカムフルーツもおいしかったです。

初めてパッションフルーツを食べました。

 

ベトナムでは(たまたまかもしれないけど)、

パッションフルーツがよく出てきた印象です。

 

すごくおいしくて、日本に帰ってきてからも忘れられず、

取り寄せて食べました(笑)

 

食べチョクでパッションフルーツを取り寄せた話はこちら↓

食べチョクで産地直送野菜にハマった限界OLの話

 

施設は古め

ホテル・マジェスティックサイゴンですが、

建物自体に歴史があるので、水回りなどの古さは目につきました。

 

泊まってみたかっただけなので、

2泊ともマジェスティックじゃなくてもよかったかなと思いました。

 

ただ、宿泊者用のジムやプールもあり(誰もいなかったけど)、楽しかったです。

とくに、後述するバーの雰囲気が最高でした。

 

ベトナムを代表するホテルでもありますし、

本当に絵画のように素晴らしい建築物だったので、

それを見られただけでも経験としてアリだったと思います!

 

本場のPho(フォー)

真夏のベトナムは、東京以上に肌にまとわりつくような暑さです。

立っているだけでも、サウナにいるかのような汗が出てきます。

 

夕方の陽射しがなくなってきたころを見計らって、

ベトナム名物・フォーを食べに外出しました。

 

Pho24のフォー・ガー

ベトナムでの一食目は美味しいものが食べたい!!

ということで、クチコミを血眼で調べました。

 

どうやら、かつて日本にも進出していた、

Pho24というチェーン店がハズレなしということでした。

 

ホテルからほど近いところに店舗があったため、うきうきと向かいます。

 

 

はじめて四国でうどんを食べたときに似た、

これが本場の味か~!という衝撃。

 

今まで日本で食べていた「フォー」って何だったんだ?

 

ベトナム語では「ガー」が「鶏肉」、「ボー」が「牛肉」なので、

「フォーガー」は「鶏のフォー」、「フォーボー」は「牛肉のフォー」になります。

 

このあとも何回もフォーは食べたのですが、

私はフォーガーの方が好きでした。

 

オレンジの唐辛子には要注意

さて興奮もつかの間、

写真左下に写っている黄色とオレンジのカワイイのをご覧ください。

 

蕎麦のネギと同じテンションで、小皿に乗って添えられていました。

 

完全にネギのノリで食べ始める前に入れたのですが、

どうやら激辛の唐辛子だったようです。

 

食べ進めるにつれて辛さがスープに溶け出てきました。

 

なんとか食べきりましたが、

直接スープを飲んでいないにも関わらず唇が三倍の大きさになりました。

 

ベトナムの道路はこう渡れ

フォーを食べ終えて、腹ごなしに少し散歩することにしました。

 

すごく暑いですが、誰もかれも薄着なので、

恥ずかしさもなくノースリーブで出歩くことができました。

 

いつもより少し大胆な洋服を着られるのも、海外旅行の良さですよね。

 

また、あちこちの店でエアコンを効かせたままドアを開け放っているので、

こまめに体力を回復しながら歩けます。

 

数字で見る気温ほど、暑さは辛くありませんでした。

 

一生渡れない道路

ドンコイ通りを向かい側へ渡ろうとして気づきました。

 

ドンコイ通りは、常に原付が両方向から猛スピードで行き交っているのに、

信号がないんです。

 

 

え? みんなどうしてるの? と見回すと、

意外にあちこちに横断している人がいます。

 

原付は器用に人間を避けて、ブイブイと走っているのでした。

 

では私たちもと、真似をして渡ろうとしたものの、

全然止まる気配のない原付に足がすくんでしまいます。

 

原付は「来るなら避ける」「来ないなら行く」のスタンスなので、

渡ろうとしている時点では避けてくれないんですよね。

 

困っていると、現地人らしき女子ふたり組がさっそうと現れ、

 

「ヘイ、堂々と歩くのよ」

 

と声をかけてくれました。

お手本を見せてやろうという感じで、スッと車道に踏み出す彼女たち。

 

すると、

原付がどんどん避けたり、止まってくれたりしました。

 

気分は完全にモーゼです。

 

女子たちの後ろに、ちょこちょこと付いていく私たち。

 

ぶじに渡り切ることができ、

お礼を言うとニッコリと手を振ってくれました。親切!

 

マジェスティックサイゴンの夜

一息ついてから、屋上のバーでカクテルをいただきました。

こういうところで、物価の安さが効いてきます。

 

 

目の前にドンコイ通りとサイゴン川が見下ろせるロケーション。

テラス席は風がつよいので意外に涼しかったです。

 

道路からビービーというクラクションがひっきりなしに聞こえますが、

「ベトナムっぽいBGM」感がありました(笑)

 

 

私たちが行ったときは欧米人のお客さんが多くて、

生演奏バンドを付けた歌唱パフォーマンスに飛び入りするなど、

大変盛り上がっていました。

 

ぬるい風で濡れ髪が乾いていき、

川に反射したネオンがきらきらまぶしくて、なんだか夢の中にいるようでした。

 

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