ハリポタのスタジオツアーに行く前に知りたかった話

2023年7月18日

としまえん跡地にオープンした「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」に行ってきました!

 

 

「ハリポタ」「ファンタビ」の世界を体験できる屋内施設です。

 

私は子どものころに原作小説(邦訳版)にドはまりして映画もすべて観ており、今回の訪問をすごく楽しみにしていましたが、その高い期待も難なく超える最高のアクティビティでした。

 

スタジオツアーの感想はすでに溢れていますが、それらで予習していながらも当日に「先に知りたかった!!」と思ったことを書いておこうと思います。

知らなくてもはちゃめちゃに楽しめたのですが、事前に知っていたら少し計画が違っていたかもしれません。

 

ハリポタスタジオツアーのチケットはまだまだ争奪戦

チケットは販売開始当初は猛烈な争奪戦で、予約サイトへの接続も一苦労でした。

オープンの6月19日から約1か月が経った現在も、公式サイトから購入できる最短の日程が9月19日と約2か月先です。

 

 

チケットのキャンセル(払い戻し)・変更はできないので、慎重に予約しないといけないですね。

 

現地にはチケットカウンターもあったので、いずれは当日券も買えるようになるのでしょうけど、まだまだ先になりそうです。

 

正規代理店Tripなら空いている日程も

ちなみに公式サイト以外にも公式代理店があり、私は今回そのうちの1つである 「Trip.」で予約しました。

代理店と公式サイトでは在庫が別のようで、先ほど検索した際も公式サイトでは売り切れている9月上旬の日程にまだ空きがありました。

公式サイトで行きたい日程が予約できないなら、代理店も見てみるとよいかもしれません。

 

ハリポタスタジオツアーの所用時間6時間は本当

SNS上では「駆け足でも中間地点まで2時間かかった」「6時間いても足りない」「8時間かかった」などなど、勤労???と見紛うような滞在時間が飛び交います。

 

実際、スタジオツアーの冒頭でも「4時間ほどかかる場合がある」と説明される本ツアー。

公式も4時間程度の滞在は通常の範囲として見込んでいることがわかります。

 

私たちも10時半のスタジオツアーに参加したのですが、展示室を抜けたのは15時過ぎ。

その後お土産を買ったりして、結局豊島園駅に入ったのは16時半でした。

 

恐ろしいのは、これ、帰りの時間が決まっていたためちょっと急ぎで進んだ結果です。

6時間でおおむね満足はできたのですが、もし1日中東京にいられる日だったら、あと3時間は展示室にいたと思います。

 

奥まで進んで戻るのは基本的におすすめしない

同じくSNS上では、少しでも効率よく回る方法として、「集団で進むゾーン(大広間)が終わったら一気に奥まで進み、体験ブースをこなしてゆっくり戻る」という手法が紹介されています。

順路が影響する展示ではないため、別にやっても良いと思うのですが、あまりおすすめしません。

 

シンプルにコースが長いため疲れます。

 

また、キャストさんのオペレーションが非常にしっかりしているため、体験ブースもかなりさくさく進みます。

奥まで行って戻る所用時間を考えると、普通に順路通り行った方が早いのではないかと思いました。

 

ただし、9時~10時半ごろの早い時間でスタジオツアーに参加する場合に限っては、「ほぼ人が映らない状態」の景色が撮影できるため、先に奥から攻めるのもアリだと思います。

普通に歩いている人たちがツアーの後半にたどり着くのは出発から2時間後くらいなので、大体11時以降のツアー開始組からはコース全体に人がいる状態になるのではないでしょうか。

 

その他、昼前の時間帯なら、中間地点のレストランに先に行ってピーク前に昼食を済ませてしまうのは時間の有効活用になりそうです。

 

ハリポタスタジオツアー行く前に知りたかった入場時刻のこと

私たちが持っていたチケットのスタジオツアー入場時刻は「10時30分」

1時間前から建物に入場できるというのは事前に知っていたのですが、なんやかんやで到着したのは10時。

 

チケットの記載時刻よりも遅く来た人がまだそれほどいない朝の時間帯だったためか、入場列はほとんどありませんでした。

 

杖が全種類買えるのは午前10時30分から

さて、これが最も驚いたのですが、私たちが現地に到着した朝10時の時点ではまだ売店の一部が開いていませんでした。

 

しかもその中にはなんと全種類の杖が買える売店(よく紹介されている、半円状のテーブルにずらっと杖が置かれているエリア)が含まれています。

 

これら一部のエリアは10時半オープンなんです。

 

 

朝いちばんから開いているメインエリアでも主要キャラクターの杖は取り扱われているのですが、私が欲しかったマスコット系の杖は10時半まで購入できませんでした。

 

幸い、後述するように10時30分のチケットは11時までにツアー参加用のロビーに入場すればよいとのことだったので、エリアオープン即購入してぎりぎりツアーに駆け込みました。

 

これ、9時台のチケットの人はどう頑張っても買えない杖があるということでは……?

マイナーな杖を買う予定の方はご注意ください。

 

クロークの荷物は追加できる

入口そばには無料クロークがあり、バッグやコートなどの荷物を預けられます。

このクロークは荷物の追加ができるので、杖などを買って増えてしまった買い物袋や箱を預けてツアーに参加できますよ。

 

私たちも、入場してすぐに荷物を預けていましたが、買い物の後にクロークに荷物を追加してからツアーのロビーに向かいました。

 

今回は混んでいなかったのでスムーズでしたが、レジ列やクロークの通過に時間がかかることも十分ありえます。

ツアー開始時刻までに、杖やローブを装備して荷物を預け直すことも考慮してお買い物したほうがいいかもしれません。

 

チケット記載の時間から30分間が入場時間

こちらも驚いたのは、たとえば10時30分のチケットなら実質的なツアー開始時間は11時だということ。

 

「ツアー開始時刻よりも1時間早く建物に入場できる」のはもうだいぶ浸透していると思いますが、ツアー開始時刻ぴったりにはツアーが始まらないのは知りませんでした。

 

ツアー参加者は、チケットに記載の時間になるとツアー用ロビーへの入場ができるようになります。

ロビーには、映画のポスターや制作秘話が展示されており、ここでチケット記載の時間から30分間の待機となります。

 

ライブでいう「開場時刻」「開演時刻」みたいなイメージでしょうか。

 

 

このロビーは、スタジオツアーが開始すると、もう滞留できない&戻ってこられません。

見ごたえがかなりあるため、じっくり鑑賞したい方はもちろんチケットに記載の入場時刻ぴったりに入るに越したことはありません。

 

一方で私のようにばたばたしていてローブや杖が間に合っていない方は、無理せずゆっくり入っても大丈夫そうです。

(代わりに、全部の展示は観きれませんでした・・・)

 

自由行動できるのはチケット記載の時間から1時間後

さて、チケット記載時間から30分間の入場時間が終わると、いよいよロビーを後にします。

次の間でウェルカムムービーなどを鑑賞し、あの有名な大広間まではキャストさんの引率に従って団体行動です。

 

大広間での説明が終わると自由行動になりますが、個人行動が解禁になったのは、10時半のチケットでは11時半ごろでした。

つまり、滞在できる時間のうち約1時間程度は自由時間から差し引いて考慮しておく必要があるということです。

 

私もそもそもロビー入場時刻ぴったりに入ったわけではないですし、もしかしたら時間帯によって運用が変わる可能性もあります。

ご参考までにという感じです。

 

なお、一部の杖が10時30分からしか買えないこと・10時30分のチケットなら11時までにロビーに入ればよいことを教えてくれたのは売店のキャストさんでした。

 

「入場が印字よりも遅れることで、大広間の扉を開けるところが見られないとか、デメリットってありますか!?」

と焦る私に、

「大丈夫です! ツアーの冒頭は皆さん一緒です!」

と素敵な笑顔で答えてくれたキャストさん、ありがとう……

 

ハリポタスタジオツアー行く前に知りたかったフードのこと

スタジオツアーで驚いたことの一つに、フードが美味しい!がありました。

 

世の中の「コラボカフェ」に慣らされすぎて、普通のレストランだったら許されないような量や味や価格の不均衡を全く気にしない身体になっていたのですが、ここは「テーマパーク」。

本当にどれも美味しく、そして、大きかったです・・・。

 

もし複数人で行くなら、絶対にシェアがおすすめです。

 

フードはレストラン並みの大きさ

スタジオツアー内のフードを食べるため朝食を控えめにしていた私たちは、レストランを前に完全に正気を失っていました。

 

「ハッフルパフプレート、2,800円でドリンク付きか~」

「ヘドウィグケーキは食べたいよね。あっイギリスと言えばフィッシュアンドチップスも食べたい!」

「大丈夫かな? 多いかな?」

「プレート半分こでいいかな……でも小さかったら後で困るし、せっかくだから一人一つ頼もうか」

 

「そうは言ってもコラボカフェだし(コラボカフェではない)、大した量ないんじゃない? せっかくだから食べたいもの全部いこう!」

 

 

コメダ珈琲 としまえん店???

 

4人掛けのテーブルがいっぱいになりました。

このテーブルの上にあるもの全部で10,000円くらいです・・・!!

 

ハッフルパフプレート(2,800円)

バタービール(1,100円)

 

ローストチキン、半分くらい骨だろうなって思うじゃないですか。

ほぼ肉です。

 

サラダもかなりしっかりした量がついていますし、

奥の植木鉢、チーズボール(ゴルフボール程度)の下にあるのは、飾りと見せかけたマッシュポテト(ぎちぎちに詰まってる)です。

 

あとフィッシュアンドチップスに至っては一般的なメガネケースよりもデカかったです。

 

忘れていました。

ここはもう「コラボカフェ」なんてチャチなものではないんです。テーマパークのレストランなんです。

 

そのため大きさこそ想定外でしたが、どれも本当に美味しかったです!

 

とくにヘドウィグのケーキはその噂通りの美味しさでした。

甘すぎないクリームにフレッシュな苺が入っていて、ケーキ屋さんで売っていたらリピートする!と思いました。

 

こちらも想像していたサイズ感ってコンビニスイーツだったのですが、ちょっとした汁椀くらいの大きさありましたね。

 

時間と戦いながらなんとか完食しました。

最後に入口のカフェにも寄りたいと思うと、少し控えめにした方がいいかも。

 

 

入口のカフェのケーキ、どれも可愛い……。

 

スタジオツアーのレストラン待ち時間について

食堂と、バタービールスタンドのあるレストランエリアは、スタジオツアーの大体まんなかあたりに位置しています。

 

10時30分の回で入場した私たちは、まさにピークタイムの12:20ごろからレストランエリアに差し掛かりました。

列がレストランのドアを越えて伸びるほどの混雑具合だったのですが、みんな時間を惜しんで退店するためかわりと回転は良いようで、空き席は探せば見つかりました。

 

ただ、12:20から並び始めて、注文を終えて席に着いたのは12:50ごろ。

さらに料理が席に届いたのは13:10ごろだったため、約50分はレストランの待ち時間に使ってしまいました。

帰りの時間が決まっていたため、もったいなかったな~と思います。

 

冒頭に記載した通り、ピークタイムを避けてレストランを利用すればよかったです。

 

ちなみに、レジ列の近くでお弁当(ちゃんとハリポタモチーフになっているものもある!)が販売されています。

こちらは販売場所のすぐ横に専用レジがあり、すぐに購入してすぐに食べられるので、かなり待ち時間は短縮できると思います。

 

しっかりしたプレートじゃなくてもよい方は、列を無視してレストラン店内の右手側に行ってみてください。

 

ハリポタスタジオツアー行く前に知りたかったその他あれこれ

私も多くの方と同じように入学許可証と箒体験をとくに楽しみにしていました。

 

でも入学許可証の体験プログラムは探しても探しても見つからず……

ツアーを退出してからスタッフさんに聞いてやっと分かりました。(ツアー中にググれ)

 

入学許可証は展示室内でしか買えない

これを見落としたのはかなり引きずっています……。

 

「賢者の石」でハリーの元にも届く「ホグワーツ入学許可証」

本スタジオツアーには、この入学許可証を自分の名前で作ってもらえるサービスがあります。

 

ただし作れるのは入口そばの売店や体験プログラムではなく、

展示室後半に現れる「9と3/4番線」エリアの売店のみです。

 

このエリア! 右サイドに売店があります。

 

通路に出ていたカチューシャなどが入口の売店と同じだったため、多分ここでしか買えないものはないよね~とスルーしてしまいました。

 

朝にも例があったやん!!一部エリアでしか買えない杖が!!!

ショックです……。

 

こちらのエリアの売店は、9と3/4番線モチーフのものに絞ってラインナップしているそうです。

皆さんはぜひ立ち寄ってみてください(;;)

 

箒に乗るエクスペリエンスは別料金なので注意

ツアー中盤に、箒に跨がれる撮影ブースがたくさん並んだエリアがあります。

 

こちらのエリアで人波に流されるがままに行列に並ぶと、「手配書」の撮影と「空飛ぶ箒」を連続で体験することになります。

とくに「空飛ぶ箒」は楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。私も絶対やりたかったです。

 

ただしこちらのエリアのみ、撮影データのダウンロードが有料になります。

 

ここまでの「動く肖像画」や「フルーパウダー」などのエクスペリエンスの動画データは全てツアー料金に含まれており、専用サイトからすぐにダウンロードできるようになります。

そのため、箒を降りてから思いがけない料金表を見てウッとなる方もいると思います。

 

しかも、このエクスペリエンスが超楽しいんですよ……。

動画欲しくなっちゃうの……。

 

フルパックでは、手配書の画像データ1カット・箒の動画データ1本(フル尺)・箒の画像データ(動画とは別撮り)4カットで6,000円。

 

少しデータを減らしたパックでもそんなに料金が変わらないため、ええいもういいわ!とフルパックを購入しました。

こういう参加者、多いだろうな・・・と思いながら・・・。

 

そしてこれ面白いのは、1グループあたりの料金なんです。シングルライダーも、4人組も、同じく6000円。

突然の海外テーマパーク感あるざっくりとした価格設定にびっくりします。

 

1ブースに入れる人数はたしか上限があったと思いますが、いっそのことシングルライダー同士で徒党を組むのもありでは? とすら思いました。

(ただし同じダウンロードURLに紐づけられてしまうので注意)

 

 

帰ってきて以来、何かいやなことがあってもスニッチ捕まえようとしている自分の満面の笑み見たら全部どうでもよくなるのでコスパはむしろ良いかも。(魔法にかけられている)

 

ハリポタスタジオツアーは魔法をかけてくれる

予想外のこともありばたばたしたスタジオツアーでしたが、やっぱり感想としては「楽しかった!!!」しかありません。

 

夢中になって読んだ物語が自分の成長とほぼ同時並行で映像化され、私は魔法の世界とともに育ちました。

 

自分に入学許可証が届くことはもうなくても、今もイギリスのどこかのレンガ塀を叩いて、魔法界への入口を開いている人がいるのかも。

大人になってからも、ほんの少しだけそんなことを信じています。

 

今回、ローブを買って、杖を選んで、夢に見ていた魔法の世界に立てたこと。

グリーンバックの前で、箒で空を飛ぶ映像を作ったこと。

 

スタジオツアーとCG技術というパーフェクトな作り物は、たしかに私に魔法をかけてくれました。

 

この魔法の世界に思い出がある方も、ない方も、ぜひ一度足を運んでみてください。

 

やっぱりこのエリアに入った時が一番感動した。