関西国際空港から神戸までベイ・シャトルで海上移動してみた

2022年1月29日

先日、香川から札幌に帰省しました。

 

なぜか往復20時間くらい掛かったのですがその話は追々するとして、

関西国際空港=神戸の移動にこちらを使ってみました。

 

神戸-関空ベイ・シャトル

 

神戸-関空ベイ・シャトルとは?

神戸-関空ベイ・シャトルは、その名の通り、

神戸空港と関西空港を繋ぐ小型船です。

 

 

関西って空港たくさんありますよね。

 

やばい! 羽田と成田間違えた!!

みたいなことは神戸と関空でも起きるんでしょうか。

 

とにかく、

ぐるっと大回りしなければいけないところを海上直進できるというのは、

「なみのり」のわざマシンを手に入れたときと同じ興奮があります。

 

リムジンバスと比較して

しかし、そもそも関空から神戸三宮に行く場合は、

関空からリムジンバスが出ています。

 

 

ベイ・シャトルは、

リムジンバスと同列に検討できる交通手段なのでしょうか?

 

関空から神戸三宮までリムジンバスとほぼ同コスト

関空→神戸三宮までリムジンバスを使って移動すると、

2,000円で所要時間は約78分です。

 

一方、ベイ・シャトルには、

関空→神戸空港のベイ・シャトル乗車券と、

神戸空港→神戸三宮のポートライナー券がセットになった運賃があります。

 

 

関空→神戸三宮までベイ・シャトルを使って移動すると、

1,880円で所要時間は約60分です。

 

字面だけで見るとベイ・シャトルの方が少しだけ早くて安いということになります。

 

リムジンバスの方が設備は良い

リムジンバスなら、

乗ってしまえば神戸三宮バスターミナルに着きますし、

Wi-Fiも充電器もあります。

 

多少ベイ・シャトル経路のほうが早く着くといっても誤差の範囲です。

 

120円ほどの違いで乗り換えもない・設備も充実とあれば、

リムジンバスを選ぶ大人は多いと思います。

 

今回は、たまたま時間が合ったのと、

お船の移動が大好きなので、あえてベイ・シャトルを使ってみました。

 

peach機内販売が面白かった話

そもそもなぜこんなマイナー経路を使ったかというと、

新千歳→関空の移動に使ったpeachの機内で、

ベイ・シャトルのチケットが販売されていたのが目に留まったためでした。

 

 

ちなみにリムジンバスのチケットも機内で買えました。

 

なおいずれも、peach機内の特別価格ではなく、

同額のチケットが空港内でも買えるようになっています。

 

peachの機内販売デジタルサービス

離陸後少しすると、

peach機内でデジタルサービス用のWi-Fiに接続できるようになります。

 

 

自分の端末から購入申し込みができて、

申し込みをすると、CAさんが座席まで代金を取りに来てくれます。

(支払いは現金のみでした)

 

CAさんが通りがかるのをそわそわ待ったり、

大きな声を出す必要もないので、色々な意味で気が楽でした。

 

その他にも、

デジタルサービスでは動画なんかも見れるようになっていました。

 

いつの間にか独自の機内コンテンツを作っていたんですね。

 

新幹線の「noricon」みたいな感じですねって言おうと思ったら、

1年くらい前にサービス休止しているのに気づいてしまいました。

 

着陸後に引き換えが必要なので注意

機内で各チケットの時刻表を見れるので、

接続しやすい交通機関を確認してから買うことができます。

 

 

ただ注意点は、

機内でチケット本体が買えるわけではないということです。

 

 

機内ではこんな感じで引き換えレシートをもらえて、

空港の各カウンターで本券に引き換えることになります。

 

着陸してからカウンターを探したり引き換えたり、

という時間を考慮してチケットを買ったほうがよさそうです。

 

関空からベイ・シャトルに乗る

さて、道のりとしては、

連絡バス→ベイ・シャトル→連絡バス→ポートライナー

と乗り換えて、関空から神戸三宮に向かいます。

 

お船楽しかった~! とか以前に、

貸し切り状態すぎてビビりました。

 

関空に降りたら国際線ターミナルへ

機内の案内では国内線ターミナルからも乗れるということだったのですが、

降りたところで見回してもなかなか見つからず、peachの地上スタッフさんに聞いてみました。

 

桟橋まで案内してくれた先は、国際線ターミナルでした。

 

 

国内線の到着ロビーを出て、ロータリーを向かい側に渡ります。

徒歩1分くらいです。

 

国際線ガラガラでした……。

 

ベイ・シャトルカウンターでチケット引き換え

写真右の自動ドアから入るので、

入ってすぐのところにベイ・シャトルのカウンターがあります。

 

ガラガラすぎて正面から撮れなかった

 

カウンターで声をかけると、

人の良さそうなスタッフさんがニコニコと対応してくれました。

 

 

ベイ・シャトルの乗船券と、

 

 

ポートライナーの乗車券です。

 

私が着いた時点では、

次のベイ・シャトル(に接続する連絡バス)まで20分ほどあったのですが、

国際線の建物がほぼ完全にクローズしていてやることがありませんでした(涙)

 

ベイ・シャトルカウンターのそばにあるトイレが封鎖されていて、自販機も閉まってました。

 

時間に余裕があれば、

コンビニやトイレは国内線ビルで済ませた方がよさそうです。

 

ひとっこひとりいない

 

ベイ・シャトル乗船!

うすうす予想していましたが、

連絡バスも私一人のために運行されたという状態でした。

 

ベイ・シャトル乗り場のスタッフさんによると、

やっぱりコロナ禍になってからというもの、ほとんどお客さんがいないそうです。

 

関空から関空桟橋まではバスで10分弱。

 

いずれにせよベイ・シャトルはこのバスの到着を待ってくれるので、

乗り換えができなくなる心配がなくて安心です。

 

 

行く先々で、トランシーバーを持ったスタッフさんが乗客の現在地を共有していて面白かったです。

めちゃくちゃ捕捉されてました。

 

本当は船に乗る前に飲み物を買いたかったのですが、

私を待っている状態らしいのが交信内容から感じられたため急いで乗船しました(笑)

 

 

本来100人以上乗れる船内ですが、

この便の乗客は私を入れてたった2名でした。

 

海原をざぶざぶ進んでいきます。

 

地図を見ても分かる通り、向かって左側はなんにもない海原が続きます。

向かって右手側には、ずっと大阪~神戸のビル群が見えていました。

 

ベイ・シャトルの乗船時間は30分ほど。

神戸空港桟橋に着くと、すでに連絡バスが待っていました。

 

こちらの連絡バスは2分ほどで空港ビルに到着。

 

 

空港ビルに入らずに、

ポートライナー乗り場へ直接行くことができます。

 

ポートライナーは10分と待たずに次便が来るペースで運行されているので、

のんびりとホームに行くことができて良かったです。

 

始発駅なので必ず座れるのもうれしい。

 

ポートライナーに乗ってしまえば、あとは18分で神戸三宮です。

 

私はこのあと高速バスに乗り継ぐ予定だったのですが、

目的のバスターミナルが駅の真下にあって助かりました。

 

感染対策としてはオススメかもしれない

というわけで、

国際線が止まってからというものほぼ乗客がいないベイ・シャトルに乗ってみた話でした。

 

小型船とモノレールが大好きなので、個人的にはとても楽しい経験になりました。

 

また、本当に心配になるほど乗客がいないので、

感染対策としてはかなり安心感のある移動方法でした。

 

ちょっと変わった方法で移動したい方、

ぜひベイ・シャトルに乗ってみてくださいね。

 

それでは!