売り切れのはずのサンライズ瀬戸個室をネット予約できた話

2022年8月13日

死ぬまでにやりたい100のリスト、なんてよく聞きますが、

自分が死ぬ前にその「やりたいこと」がこの世からなくなる可能性は大いにありますよね。

 

私が学生時代から憧れ、そしていつ永遠に叶わなくなるかと怯えていたのが

寝台列車です。

 

北海道出身の方ならなじみ深いであろう「北斗星」も、2015年に運行を終了しました。

 

時代とともに飛行機は安くなり、新幹線のカバー範囲も広くなっているのですから、

夜通し走るだけの列車が終了していく流れは当然といえば当然です。

エモいから残してくれというわけにはいきません。

 

じゃあさっさと乗らなきゃ!!

 

というわけで予約しようと思ったら「×」ばっかりだったのですが、

ある箇所をクリックしたら個室の予約が復活したのでシェアします。

 

e5489(いーごよやく)、むずかしい……。

 

現存する寝台列車サンライズ瀬戸

推せるときに推せという言葉を噛みしめつつ、北斗星の運行終了から7年が経ちました。

 

というのも、日本にはほぼ寝台列車が残っていなかったんです。

そんな中、私は縁もゆかりもない四国に引越してきました。

 

日本に残るたった2つの寝台列車のひとつ「サンライズ瀬戸」が走る島です。

 

画像引用元:https://www.jr-odekake.net/train/sunriseseto_izumo/

 

東京と香川の移動手段として完全にアリ

日本で定期的に運行している寝台列車は「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」のみ。

運行範囲は以下です。

 

画像引用元:https://www.jr-odekake.net/train/sunriseseto_izumo/

 

かぶっている範囲もあるのですが、

ざっくりいうと四国に突っ込んでくるのが瀬戸です。

 

「ノビノビ座席」という雑魚寝スタイルの部屋を選べば、

川・高松から東京駅まで15,170円で移動ができるという良心設計。

 

ちなみにのぼり列車は、朝7:08東京駅着

 

これを初めて聞いたとき、

ロマン以前に移動手段として全然アリだな……と思いました。

 

香川県から東京に行くなら、高松空港から飛行機で成田・羽田が一般的だと思います。

※岡山から新幹線という手段もなくはないですが結構時間がかかります。

 

しかし、県内各地から高松空港へのアクセスは基本的に悪いです。

 

各地から高松駅から出てきても、そこから高松空港までバスで1時間くらいかかります。

 

朝早く家を出て、交通機関を乗り継いで、荷物を預けて検査をして、

ようやく乗れる飛行機でも、高松空港始発の羽田着は8:35です

 

しかもこれはあくまで飛行機が降りる時間ですから、空港を出られるのはもう少し遅いはず。

 

こう考えてみると、

前日の晩に出発して飛行機より1時間以上早く都心に着く夜行列、全然アリです!

 

サンライズ瀬戸は予約が取りづらい

サンライズ瀬戸・出雲は、YouTubeにもたくさん「乗ってみた」動画がある人気列車で、当然ながら実質上は予約必須。

 

「e5489」という関西版えきねっとみたいなサービスで予約が取れます。

 

 

しかしJRの予約サービス、なんとか全国共通にしてほしいものです……。

 

仕方ないとはいえ関東、東海、関西とあちこちで登録させられてきたので、

「e5489(いいごよやく)? やかましいわ!」と思っちゃいました。

 

予約開始数日後には個室が売り切れていた

さて、サンライズシリーズの予約開始は乗車日の1カ月前・午前10時からですが、

ちょっといい個室からすぐに埋まってしまうみたいです。

 

すぐ予約しなきゃ……と思っていたのに、思い出したのは予約開始から数日後。

すでに予約画面は「×」だらけでした。

 

 

普通席(ノビノビ座席)だけは空きマークがついていましたが、

頭部分しか仕切りがない席なので、夜中までごそごそやっていたら迷惑になりそう。

 

最初で最後かもしれないならなんとか個室に乗ってみたい……。

 

で、色々いじっていたら、なんと予約が取れました。

 

サンライズ瀬戸が空席なしでも諦めないで

というわけで、

サンライズ瀬戸の空席が「×」表示だったのに個室を予約できた方法をシェアします。

 

e5489の予約画面で乗車駅と降車駅を指定して「一度も乗り換えしない」を設定して検索すると、

乗車駅が四国ならおのずとサンライズ瀬戸のみが残ります。

 

ちなみに今回、私は高松ではなく、

四国と岡山を繋ぐ玄関口・坂出から乗ることにしました。

 

さて、ここで出てきたのが冒頭に掲載した画面です。

 

 

普通(ノビノビ座席)以外「×」ですが、

左側に「この列車を変更」というボタンが押せる状態になっているんです。

 

後続車があるの?ないよね?と半信半疑でとりあえず押してみたら、

 

 

え?「後の列車」あるの?

寝台列車って1日1本だよね?

 

 

寝台Bが復活してる!?

 

ちなみに寝台ABの違いはお部屋のグレードと価格です。

寝台Aはちょっといい個室なので、私はどのみち乗るなら寝台Bだなと思っていました。

 

でもたしかに最初の画面では「×」が出ていたし、

予約を進めても最後の最後で「ご予約がお取りできませんでした」とか言い出すんだろうな

と思っていたのですが(ジャニーズの一般販売に慣れすぎ)、

 

 

取れた。

 

列車として特殊すぎるせいで、

席種変更が他の列車でいう他の便への変更の動作に割り当てられているのでしょうか。

 

よくわかんないけど、とにかく個室が取れました。

 

乗車後にまたレビューしたいと思います!とっても楽しみ!