憧れのロボット掃除機ルンバi3をレンタルしてみた話
私は無類の新しいもの好きなのですが、
子どものころからずっと憧れていたものがありました。
お家用ロボットです。
おうちでロボットを走らせたい
私の家庭用ロボットへの果てなき憧れ。
きっかけは「アンドリューNDR114」という映画でした。
幼少期に観た映画「アンドリューNDR114」
少し間抜けながらも愛嬌のある家庭用ロボットが、
温かい家族と交流するうち、自らも人間になることを夢見るというストーリー。
いつかこんなふうに、
各家庭に友人のようなロボットがいる未来が来るのだろうか！
と思いを馳せた幼少期でした。
ルンバに餌をあげたい
残念ながら約20年経った現在も、
アンドリューほど自然な会話ができるロボットは一般的になっていません。
しかし、
ペットのような可愛さを持つロボット掃除機はかなり一般化しました。
家電量販店で試走するルンバやルーロの可愛らしいこと！
個人的にはルンバは、
ルンバか？ ダイソンか？ ではなく、
ルンバか？ アイボか？ というジャンルなんです。
ただ走って自分でおうちに帰れるだけでも可愛すぎるのに、
お掃除までできるなんて優秀すぎる！
ルンバ機種比較
今回、引越しで家具家電を買い揃えることになり再びルンバ熱が再燃。
いそいそと機種比較を始めました。
現行のルンバは、大きく分けて3ランクあります。
①１～２部屋用：e5・671モデル
この２モデルのメリットはとにかく安価であること。
ルンバ e5 アイロボット ロボット掃除機 水洗い ダストボックス パワフルな吸引力 WiFi対応 遠隔操作 自動充電 ラグ 絨毯(じゅうたん) にも e515060 【Alexa対応】
ただし、最低限の機能しかついておらず、
上位機種を見てからだとスマートさがやや物足りなく感じます。
特に、ピンボールのように壁にぶつかっては方向転換をするという動作方法なので、効率が悪いし音も大きいです。
②３～４部屋用：i3シリーズ
これが私の大本命です。
ルンバ i3 ロボット掃除機 アイロボット 水洗いできるダストボックス wifi対応 マッピング 自動充電・運転再開 吸引力 カーペット 畳 i315060 Alexa対応
こちらは①のシリーズとは違い、
人間が掃除機をかけるときのように、壁にぶつかると一旦ターンをして列をずらして往復する……
という動作方法なので、効率がかなりよくなっています。
さらに、
i3シリーズ以上になると、掃除が終わると自分で充電ポートに戻る機能が付きます。
これがあるとかなりカワイイんですよね。
そして何より最近グッと安くなった。
定価で5万円を切って、手が届く範囲になりました。
③５部屋以上用：i7シリーズ
i3シリーズの機能が少しずつ改良されているイメージで、
特にマッピング機能が魅力的でした。
進入禁止エリアを作ったり、逆に特定の部屋だけを掃除させるというようなことが、
物理的に壁を作らずとも制御できるようになっています。
追記：2022年発売の最新モデルj7
私がレンタルを試したあとに、
なんと2022年の最新モデルが発表されました。
その名も、j7（＋）
「目の前にある障害物を避ける」 という機能が搭載されたことで、
ついに散らかしっぱなしでもルンバを解き放つことができるようになってしまいました。
また、障害物の画像をアプリに送る機能がついており、
「ちょっと大きめのゴミ」（吸ってほしい）かどうかを、
アプリからフィードバックすることができます。
すごすぎる！！
ゴミ捨てが面倒そうという懸念
ただ、猛烈にズボラな私にとっては、
ロボット掃除機を使うにあたり、ひとつの懸念がありました。
それは、ゴミ捨て
i3・i7・j7の各シリーズには、上位の「＋」モデルがあり、
自動でゴミを取り除くクリーンベースの機能が付きます。
ルンバ i7+ ロボット掃除機 アイロボット 自動ゴミ収集 水洗いできるダストボックス wifi対応 スマートマッピング 自動充電・運転再開 吸引力 カーペット 畳 i755060 Alexa対応
立派なおうち。
逆に言うとこの2機種以外では、ダストボックスのゴミ捨ては、
毎回の稼働後に人間がやってあげる必要があります。
ルンバはペットと言うわりに世話は極力したくないという人間性はともかく、
毎回ダストボックスを取り出して戻さなければいけない？
あるいはそれを避けるためだけに数万足さなければいけない？
と考えると、少し熱が遠くなるのでした。
i3を使っている友人がいた
そんなある日、友人宅におじゃましたところ、
誇らしげに鎮座するルンバを発見。
わたし
友人
クリーンベースはとてもうるさい
わたし
友人
綺麗にもなるし、ルンバが走るからと思ったら下に物置かなくなるし。
わたし
無印だと毎回ゴミ取らなきゃいけないって見たから、i3+と悩んでるんだけど・・・
友人
ぶっちゃけゴミ捨ては週1回くらいかなあ。
Rentioでルンバをレンタルしてみた
しかしやはり気になったのが、「うるさい」というレビュー。
家電にはある程度の駆動音はつきものですし、
私自身はそれほど物音が気になるタイプではありません。
しかしモノは掃除機。
音は冷蔵庫やエアコンのそれとはけた違いのはずです。
買ってからでは遅いと思い、今回は2週間のレンタルを試してみました。
i3を2週間1980円でレンタル
利用したのはRentioという家電のレンタルサイト
アイロボットの公式サイトでも誘導先はこちらになっていて、
どうやら公式のお試しサービスであるようです。
支払いはAmazon Payが使えたので、登録の手間がなく地味に便利でした。
100サイズの段ボールで届きます。
せっかくなので上位機種を試しても良かったのですが、
あくまで買うかどうかのお試しだったので、
実際に購入する可能性が高いi3をレンタルしました。
返送の際も集荷で手間なし
返送の際も、届いたときの段ボールを利用するようです。
開けてみると、
私の性格を見透かしたようなメッセージが書いてありました。
というわけでキチンと撮影しておきました。
上の写真には写っていませんが、
返送用の伝票も住所記入済みのものが入っていました。ありがたいです。
返送の送料・集荷料はレンタル料に含まれており、
レンタル後は箱に元通りに詰めて配送業者を待つだけでよい仕組み。
1980円で至れり尽くせりです。
ルンバi3をレンタルして使ってみた感想
アプリを入れ、
自宅のWi-Fiにルンバを接続して、走らせること数日。
結論としては、
先にレンタルして本当に良かったです。
レンタルして良かったと思う理由と、
最終的に買うのか？ 買わないのか？ 以下で述べていきます。
やっぱりルンバはカワイイ
壁が迫ると少し勢いを落としてソフトタッチ。
くるりと方向を変える姿がなんともいじらしいです。
とくに、階段の前まで行ったとき、
ちょっと覗き込んで「アカン」という感じで戻ってくるのがめちゃくちゃカワイイです。
落下防止システムがきちんと作動していて感動しました。
清掃が終わったら、ちゃんと自分で充電ホームに戻ってきます。
アプリが便利
アプリでは、スケジュール清掃を予約できるほか、
15分～と時間制限を設けて清掃をさせることもできます。
さらに、ルンバに名前を付けることもできます。
今回は愛着が湧いたら困るので初期設定のままにしました。
清掃後は、清掃した道のりを報告してくれます。
まんべんなく部屋を掃除してくれる
以下のマップは、
15分ほどルンバを走らせた段階で一時停止した際のものです。
走った場所がグリーンになっているのですが、
かなり正確に部屋の形を把握して、まんべんなく掃除してくれていました。
途中でやめたものの、
部屋の全体像はすでに把握できていることがわかります。
ご近所迷惑になりそうで気が気ではない
さて、問題の騒音ですが、
15分で止めてしまったことからもお察しいただけるように、
かなりうるさかったです。
壁にぶつかるときは、
壁の手前でスピードをゆるめるので、それほど気になりませんでした。
ただ、
シンプルに吸引音とモーター音が大きすぎました。
銭湯とかにある安い爆音のドライヤーをかけているレベルの音です。
この音を、
走りながら床に直で響かせていると思うと気が気ではありません。
集合住宅に暮らしていると、たまに掃除機の音がすることがありますよね。
通常、人間がかけているものであれば15分～30分もあれば終わります。
しかしルンバは1時間ほどかけて部屋をぐるぐる回ります。
あ～掃除機かけているな～
という、あの音が1時間も続けば完全に近所迷惑の域です。
在宅勤務など勤務形態も多様化し、
平日の昼間など「比較的迷惑にならない時間帯」が消滅した今、
集合住宅の2階以上でルンバを走らせる勇気は私にはありませんでした。
購入は見送ることに
というわけで、
ルンバi3をレンタルしてみた結果、
我が家ではルンバの購入を見送ることに決定しました。
でも先に試したことできちんと諦めがつきました。
今後一軒家に住むことがあれば購入を改めて検討したいと思います。
段差を絶望感のあるまなざしで見るルンバ。
この後ちゃんと超えていきました。
はあかわいい。